Saturday, July 22, 2006

ユーザーカルマについて

本エントリーは、「ことのは騒動」の、ごく一部分です。「ことのは騒動」そのものについては、以下をご参照ください。

  1. 松永オウム事件まとめサイト
  2. BigBang: 民主党ブロガー懇談会・アーレフ関与問題----GripBlogと松永氏に問う
  3. BigBang: GripBlog報道メディア設立企画書について思うこと(8)----結局BBは何が言いたいのか
  4. 「ジャーナリスト」達の無責任な「言論」
  5. London bridge ことのは問題
  6. アレフブロガーの時代


売文博士 http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/ がこだわっている、ユーザーカルマと、BigBangによる印象操作について、以下にまとめる。


■ 野田敬生 2006/03/01 18:23:20 民主党・前原誠司代表と河上イチロー氏、その驚愕の接点! http://espio.air-nifty.com/espio/2006/03/post_6a67.html
# 「ことのは騒動」の第一報。


■ 泉あい 2006/03/12 15:30 オウムとは無関係です http://gripblog.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_9e3c.html
# 「オウムとは無関係」という泉あいの発言。


■ ume 2006/03/15 14:06 http://gripblog.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_5187_1.html
# 「黒崎を訴える」というumeの発言。


■ BigBang 2006/05/20 GripBlog報道メディア設立企画書について思うこと(5) http://ultrabigban.cocolog-nifty.com/ultra/2006/05/gripblog_5a9c.html

●最終版企画書のPDFと「ユーザーカルマ」

それ以前の企画書と大きく違う点は、「ユーザーカルマ(ネットユーザーの特性評価)」と呼ばれる考え方が導入されていたことだ。ニュースサイトや取材サイトでの投稿、評価行動から各ユーザーのカルマ(性向値)を計り、ユーザー特性を数値化、それに応じた報酬を企業から得ようというものだ。どのようなニュースが投稿され、どのような評価を読者から得られたか。それを「ユーザーカルマ」という数値に置き換えようとするものだ。それ以外にもユーザーカルマについての記述は及ぶが、若干の独自性を持つ部分については、この企画書の業務的機密保持の観点からここでは割愛する。

この「ユーザーカルマ」という用語は、松永さんのオウム信者問題発覚以後、長く私を悩ませた用語となった。なぜよりによって「カルマ」なのか?

後日、1月12日にもう一度泉さんに会い、その理由を尋ねたが、彼女の反応ははっきりしなかった。「開発者がこだわりを持っているんです」という回答だけだった。また、「もう少し明るい印象のものにできないか」と聞くと、「私は別に構いません」という答だった。また、このビジネスモデルが何か他のモデルに抵触する恐れはないのかと聞いたが、「わからない。それはどのように調べたらいいのか」というような回答だった。

# 「ユーザーカルマ」の初出。
# 「カルマ」は、元々は仏教用語であるが、オウム真理教がしばしば用いたことによって、オウム真理教を連想させる用語となっている。
# 泉あいのオウム疑惑で最も被害を受けたと思われる人物はumeであり、それは3月のことである。このエントリーは、すでにオウム疑惑が持ち上がっており、その釈明が不十分な状態で放置された5月に提起されたものである。
# 「開発者がこだわりを持っている」は、オリジナルのアイディアであるかのような含みを感じさせる。泉あいとBigBangは、どうやら、「ユーザーカルマ」が、Digg/Pliggからそのまま持ってきたものであることに気がつかなかったようだ。
# 既存のものをそのまま使用するため、という説明を、泉あいが当初からしていれば、印象は大幅に異なったであろう。
# このエントリーについては、BigBang自身が、7/10に改めて説明を加えているが、このエントリーの主眼は、企画書を泉あい本人が書いていない可能性が高いことを示すことである。


■ 泉あい 2006/05/21 報道機関設立企画について http://gripblog.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_1538.html

「ユーザーカルマ」という言葉についてですが、これは最後の企画書で利用することを書いた『Pligg』というフリーソフトで使用されている言葉をそのまま使っています。『Pligg』は、『Digg』を真似て作られたGPLライセンスのフリーソフトで、その中で元々ユーザーの評価をする単位に「カルマ」という言葉が使われていて、それをそのまま使いました。
# 泉あいによる「ユーザーカルマ」の説明の初出。
# 「開発者がこだわりを持っているんです」、から、「それをそのまま使いました。」に変更された。


■ j_m_w_t 2006/05/22 手が汚れたら手を洗う http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20060522

売文日誌 - そして
 さしあたり一日待ってみたが特に追加も弁解も見えないので、その
まま批判に移行する事にする。先日引用した極東ブログのエントリは
全くの印象操作であって、問題の大きさから考えて到底許容出来ない。

# finalventの発言を「印象操作」と断定。
# 売文博士は、他人の発言を印象操作呼ばわりすることに、全く抵抗がない。

BigBang: GripBlog報道メディア設立企画書について思うこと(7)----泉さんの回答に関して

Pliggであることは承知していたが、それを私の口からは誘導できない。
(これはXOOPSであったとしても同じこと)オウムへの印象操作とは
全く関係がない。純粋にビジネス機密上の配慮の問題である。

 BigBang氏の現状最新のエントリではこのような言い分が記されてはいる。だが
これは何を言っているのだろうか。内容は、このエントリで記された「カルマ」
と呼ばれる評価基準だけを明かし、当の基準を基本的に採用しているソフトには
触れなかった事への弁明である。だが、これは到底まともには受け入れられない
 印象操作であるのかどうかについて、特にここで書こうとはしない。必要ない
からである。重要な事は、BigBang氏が「ユーザーカルマ」という用語を出す事を
「問題だと考えなかった」という事である。風評への意識がその程度だという事
である。松永氏や泉氏についての意識である。そしてとりわけ、また、オウムの
問題に関する発言をそれほどの問題意識もなしにしたという事実が問題であろう。
# 「まともには受け入れられない」「風評への意識がその程度」と、上から見下ろす発言。
# 売文博士は、自明であるために省略されている、非常に細かい部分について、説明が行われていないという理由で「到底まともには受け入れられない」と批難する。そこには、常識的な省略が存在しないため、非常に長大な文章となり、議論の本質からどんどん遠のいていくことになる。このため、売文博士と議論を成立させることは不可能である。
# 売文博士は、相手を疲弊させることだけを目的としている。


 まず、一般的に言えば印象操作は非難の対象になって然るべきものである。
それは印象操作が何をするのかと言う事を考えてみるだけで十分理解出来る。
それは「十分な説明をせず」相手に所期の印象を植え付けるという事であり、
ひいてはそこから他人の行動を操作しようとする事である。それが操作だと
いうのは、説明による「納得」を経て相手に「動いて貰う」のではないから
である。従ってそこには「話せば解る」という発想はなく、相手の理解力を
軽く見ているとされても仕方がないのである。舐められたものだという事だ。
勿論現実的には単に気がつかずにそうしてしまったという場合もありうるが、
それにしたところで釈明が必要なのは当然であり、やはり非難の対象である。
# 売文博士の印象操作の定義。
# 売文博士の世界では、単に気がつかずにそうしてしまったという場合でも、批判の対象ではなく、批難の対象となる。


■ BigBang 2006/07/10 ユーザーカルマについて http://d.hatena.ne.jp/BigBang/20060710/1152518929

1月12日にもう一度泉さんに会い、その理由を尋ねたが、彼女の反応ははっきりしなかった。「開発者がこだわりを持っているんです」という回答だけだった。また、「もう少し明るい印象のものにできないか」と聞くと、「私は別に構いません」という答だった。また、このビジネスモデルが何か他のモデルに抵触する恐れはないのかと聞いたが、「わからない。それはどのように調べたらいいのか」というような回答だった。

「ユーザーカルマ」を引いた記事の主眼は、太字の部分である。泉さんが報道企画書の全貌を把握していなかったということの例示のために言及した。この記事の趣旨はその点であり、企画当時の泉さんの「ユーザーカルマ」に関する説明が不明確であった点を指摘するのが目的であった。
なお、カルマの「宗教性」に関する憶測が当初自分にあったことは事実である。その事実は事実であり、隠蔽する気はない。ただし、その後スラッシュドットについて知るに至り、赤字の部分で加筆したように、「カルマ」を宗教用語としてのみ捉えることは正確ではないということを、あえて目立つようにコメントしている。従って私は必要以上の憶測や誤解を廃すための一定の努力をしていると思う。
では、元に戻ってこの「ユーザーカルマ」という用語をなぜ使ったかについては後に泉さんからこういうコメントが出ている。


「ユーザーカルマ」という言葉についてですが、これは最後の企画書で利用することを書いた『Pligg』というフリーソフトで使用されている言葉をそのまま使っています。『Pligg』は、『Digg』を真似て作られたGPLライセンスのフリーソフトで、その中で元々ユーザーの評価をする単位に「カルマ」という言葉が使われていて、それをそのまま使いました。
こういう説明は企画書作成当時なされていなかったことは前述の通り。
この件に関する泉さんとのやりとりは記憶の限りこれだけである。これを指して私が「必要以上にユーザーカルマという用語を喧伝して誤解を広げしかも放置した」というには当たらず、十分な配慮はされたと自分としては考える。
# BigBangによる再度の説明。
# 当初、宗教的な意味合いを感じたことと、その後の説明により、宗教用語としてのみ捉えることは正確ではないという認識に至った、ということが説明されている。


■ 朝まで名無しさん 2006/07/11 http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1152096216/204

>>202
>BBが示した疑惑や疑問点に「こういう可能性もあるじゃないか」と逐一反論すればいい。

ディベートの戦法の1つに、「自分は絶対に具体的な事例をあげない。
相手の矛盾だけをひたすら突いてあちらがミスするのを待つ」というのがある。
それだろうな。
# 「通りすがり」と売文博士の長文に対する感想。


■ yetanother 2006/07/12 スラッシュドットの「カルマ」とは http://d.hatena.ne.jp/yetanother/20060712/1152710131
■ yetanother 2006/07/13 Digg/Pliggにおける「カルマ」とは http://d.hatena.ne.jp/yetanother/20060713/1152800487
■ yetanother 2006/07/13 「Grip 報道メディア」における「ユーザーカルマ」とは http://d.hatena.ne.jp/yetanother/20060714/1152885646
# 泉あいの企画書にあった「ユーザーカルマ」が、Digg/Pliggからそのまま持ってきたものであろうという検証。


■ yetanother 2006/07/15 Gripにまつわる問題の本質とは http://d.hatena.ne.jp/yetanother/20060715/1152941160

先の「カルマ」にまつわるエントリの冒頭で、私はこれが『「ことのは騒動」における本質とはほとんどからまないだろう』と書いた。その割に最終的に、Gripへのオウムの関与が無かったことを強く示唆する結論となった。これはまさに本質の一つではあるわけで、自分の先見の明の無さにはつくづく呆れるばかりである。
とはいえ、私が最初に「本質」と書いた部分については依然としてノータッチであることも確かである。その「本質」とは何か。
それはあの企画書を書いたのは誰か?Grip企画を実質的に作り上げたのは誰か?という問題である。
# 問題の本質は解明されていないという指摘。


■ yetanother 2006/07/15 「売文日誌」主宰者の方へ http://d.hatena.ne.jp/yetanother/20060715/1152975500

いつまでBigBang氏にユーザーカルマネタでこだわって、氏を引きずり続けるおつもりですか?残念ながら、よく言ってせいぜい水掛け論にしかなりえないことは、もうお分かりでしょう?
あなたは、BigBang氏が議論をグレーまたはクロへ印象操作しようとされたとの御主張ですが、そもそも彼にそんな動機が無いのがわかりませんか?泉さんの背後からオウムが出てきて欲しいなどと、BigBang氏はこれっぽっちも思ってないはずですよ。むしろ出てきて欲しくないと思っておられるでしょう。そんなものいなかったと証明するためにあれだけ骨を折っているのが、わかりませんか?
そして、どうやって証明するかと言えば、事実を明らかにしていくしかないんです。BigBang氏のところにその全てがないから、あるいは守秘義務によって明かすことができないから、それを泉氏に求めるしかないんです。
# 泉あいが自分から説明をしないため、BigBangが骨を折っている、という指摘。

ああ、すみません。貴兄に関することが出てきませんね。だって、貴兄のところでされている“議論”には実が無いのです。ちっとも本筋にからんでないから、引用するに足るところもないのです。
# 「売文博士の長文は実が無い」という評価。


■ 朝まで名無しさん 2006/07/15 http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1152096216/327

1.売文日誌さんに前回のコメントの翻訳と解説を加えて頂いたので
2.そしてこの二点は元々売文日誌さんが提起されていたことですから、
3.売文日誌さん風にいえば「スゲー怪しい」部類だろう。
4.売文日誌さんにより指摘されているが、
5.売文日誌さんの説明で十分であるとは思いますが、
6.売文日誌さんが指摘の「原則論」
7.ここも売文日誌さんの意見を援用しますが
8.そこは売文日誌さんのところを参照してください。
9.詳しくは説明は売文日誌さんの説明を参照してください。
10.売文日誌さんが指摘していますが、
11.いう売文日誌さんの指摘は実に正しいのですが
12.この点は売文日誌さんも指摘しており、
13.売文日誌さんのところで言い尽くされています
14.私は売文日誌さんの理屈を借りている部分もあるので

実に14回。

>BigBangさんは以前、泉さんに向けて「「誤解」されているのではありません。
>あなたが説明しないだけの話です」と指摘していますが、そのまま
> お 返 し します。

通りすがりの人が「お返し」するのかよ。
# 「通りすがり」と売文博士とは、一心同体。


■ 朝まで名無しさん 2006/07/16 http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1152096216/336

BB氏の模範解答を考えてみた。
__

「ユーザーカルマ」という言葉を出したことで誤解を招いた可能性があるので少し釈明しておきます。
一連の質問状で私が泉さんに聞きたかったのは「泉さんの報道機関設立構想に対する松永氏の関与の度合い」でした。
何故なら、この過程で泉さんと何度かやりとりをした実感として、泉さんはこの企画の重要な部分について
誰か他の人の意見に従っているように思えたからです。その「誰か」が誰だったのかはいまだ判然としませんが、その後、松永氏とオウムの関係が表面化したことで
私は、あの企画の重要な部分に松永氏が深く関与していたのではないかと疑うようになりました。
もしそうであるなら、あの報道機関には間接的にオウムが影響力を持つ危険性すらあったことになり、
協力を申し出て、実際に一時期助言していたこともある私も、社会的な責任を感じざるを得ません。
とりわけ企画書にあった「ユーザーカルマ」という用語がオウムを連想させることが、私を悩ませました。
私は泉さんにこの用語について説明を求めましたが、泉さんは
「よく分からないが、システム開発者がこだわっているのだ」
と言うだけでした。その時は深く考えなかったのですが、後にそのことが
「泉さんの背後にいた「誰か」が松永氏だったのではないか」
「松永氏は報道機関のかなり深いところにまで関わっていたのではないか」
と疑いを深める一因となったのです。
しかしながら、泉さんからは私の質問状に対し、
「ユーザーカルマとはシステム仕様であるpliggsの用語であって、それ以外のソフトでも使われる一般的な用語である」
との説明がなされました。泉さんから具体的な説明を聞けたことで、カルマという用語に関する私の疑念は思い込みに過ぎなかったかもしれないと
思うようになりました。その点は率直に申し上げておきたいと思います。
ただ、それなら何故、前に質問した時に泉さんは「よく分からない」と答えたのでしょうか。
あるいは、泉さんは今回「誰か」から説明を受けて、回答したのではないでしょうか。
ということは、報道機関設立に泉さん以外の「誰か」が深く関与していたのではないか、という当初の疑問はやはり残ります。
今のところ、泉さんはその点に関して
「協力してくれた人のことは言えないし、言うつもりもない」
の一点張りで、松永氏の関与が具体的にどのような形で行われたかすら、はっきりしていません。
ですから、私の根本的疑問は今も解消されないまま「宿題」として残っているのです。
通りすがりさんが泉さんの「信用」を回復すると言うのなら、
ぜひとも私のこの疑問に対する回答を提示していただきたいと思います。
なお、ユーザーカルマという用語を使ったことに関し、売文日誌さん他から
私が「泉さん自身とオウムの関係」をほのめかし、印象を操作しようとしたとの指摘を受けました。
率直に言って、そのような意図はありませんし、私の記述をそのように誤読した方がいるとも思えませんが、
私の関心事はあくまで、泉さん自身でなく「泉さんが作ろうとした報道機関」とオウムの関係なのです。
その点で誤解があったとしたら、この場を借りてお詫びします。
# 名無しによる模範解答。


■ 朝まで名無しさん 2006/07/16 http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1152096216/341

ほぼ同意。BBはもしかして素でわからないのかもしれないが、あの項目の初めの原稿はあきらかに「企画書とオウムの関連」を臭わせるもので、「泉が企画書を書いていないこと」を書く目的とは思えなかった。それは、「ファイル」の項目で書かれているものだと思っていた。あの当時のスレの雰囲気も、「カルマ」の話だったし、「読者がそう読んだ」という中の「読者」の中に俺は入ってない。だから「思い違いでした」と追記で示した時点であの項目はチャラになったと思っていたのに、売文には「(はじめから)泉が企画書を書いていないこと」を書く目的だったと答えている。悪いが、このあたり、論理のすり替えと見られても仕方ない。論理を突き詰めれば充分悪意に取れる箇所というか、はっきりと虚偽申告と見られても仕方ない部分はあるし、事実その部分で今距離をおいて見ているところはある。もし誤解だというなら、自分の書いたものをはじめから徹底的に洗いなおして変なところは「誤解を招く書き方だった」と言えばいいのにな、とは思うが。まっさらな第三者に読んでもらったら。簡単な論理だから。故意なのか、記憶がごっちゃになってるのかは知らんが、シンパシーがない読者が読めば、BBの言うような論理にはならんよ。チェックメイトでも何でもない。ま、売文氏、意外と頭いいわ。どういうつもりでかは知らんがね。一つ一つの論理じゃないよ。トラップで追い込まれてるの。BBは。でもそれを明らかにするのが「夏休みの宿題」なんじゃないのかいな。自分からクリアにするのを待っているんだが・・・あの部分はね。
# 「企画書とオウムの関連」なのか、「泉が企画書を書いていないこと」なのか、がポイント。
# 売文博士に対する説明が不適切であるかどうかは、次のレスで検証されている。


■ 朝まで名無しさん 2006/07/16 http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1152096216/344

>>341
BBのユーザーカルマのエントリから。
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さらに、泉さん自身は(おそらく今でも)この「ユーザーカルマ」の由来が、スラッシュドットのことも含めてわかっていないであろうということである。とにかく、ここは彼女と話してもはっきりせず。またカルマを実現するためのシステム上の仕組み(これについても、具体的な言語やアーキテクチャーなどは、業務機密保持上の理由を認めるので割愛する)についても、質問してもはっきりしなかった。彼女は要するに、取材がしたい、それで生計を営みたいのである。新しい報道機関の仕組みに、執着や自意識を重ね合わせているとは思えなかったし、企画についても自己同一性を持っているとも思えなかった。http://ultrabigban.cocolog-nifty.com/ultra/2006/05/gripblog_5a9c.html
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上が、ユーザーカルマという単語から導き出したかった肝だろ。改めて読んだけど、BBが思い違いでしたと書いてるのは追記じゃなかった。そこちょっと勘違いしてると思う。
>「(はじめから)泉が企画書を書いていないこと」を書く目的というのは、俺が読む限り別にごまかしじゃないよ。
# BigBangは、「企画書とオウムの関連」を匂わせてはいるものの、主眼は、「泉が企画書を書いていないこと」である。
# 従って、売文博士に対する説明が不適切とまでは言えない。


■ 倫敦橋 2006/07/17 ~私が見た議論~ http://belena.blog70.fc2.com/blog-entry-87.html

外交が熱いときに、ことのは問題でも議論が再開してしまったなぁ。 ~私が見た議論~ ということで、ちょっとメモ。 GripBlog
に「通りすがり」氏が週末のみの長文投稿を始める。 5月20日から参加なのか? 紛らわしいHN、IDも出ないコメント欄なのでわかりにくい。
異様に難解な書き方で顰蹙を買うも、投稿を続ける。 『BB氏は泉氏を追求する資格はない』というのが要旨か?
ねむ氏 『公人でもないし公的な話題でもないので、公開で続ける意味が不明』か
BB氏 「夏休みの宿題」ということで、関係者3人泉氏、松永氏、ume氏の発言を求める。
7月始め 通りすがり氏が売文日記氏のサイトのコメント欄に「通りすがり(本物)」として投稿。 売文日記氏も議論に参加。 議論になっている点は、以下のことあたりか?
ume氏を追求する意味とは。 BB氏の追求方法は妥当なものか。 BB氏は印象操作をして、泉氏ume氏に風評被害を与えているのではないか。(主にカルマという用語について)
カルマという用語についてはyetanother氏の解説があった。 現状はこんな感じかな、とややウンザリしながら見ている。
結局は泉氏・ume氏・松永氏が何も発言せずにいるなかで、周囲が彼らをいくら擁護していても問題はなにも解決しないだろう。
糾弾しようと待ちかまえているわけではなくて、事実関係の説明が欲しいだけ、と追求側は言っているのだがなぁ。
BB氏の「夏休みの宿題」に対して、関係者の返答は何時になるのだろうか。sigh urlとか日付はパス。
# 最近の経緯の簡潔なまとめ。


■ yetanother 2006/07/20 STAND ALONE COMPLEX ?http://d.hatena.ne.jp/yetanother/20060720/1153396934

xjppQAJA氏の主張を見ると彼が主張したいのは、「ユーザーカルマという用語はソフト由来のものであって、宗教的な意味はないことをBigBang氏自身が認識していたうえで、あえて太字表記を使用した。」ということのようだ。この主張は実に頻繁に出てくる。
# BigBangが印象操作を行ったかどうかの検証。


■ BigBang 2006/07/21 ユーザーカルマと「宗教性」 http://d.hatena.ne.jp/BigBang/20060721/1153421006

泉さんに許可をとって「Pligg」の名前を出すべきだったなどと売文氏は言っているが、再三の泉さんへの「企画書作成のプロセス」公開への提言がことごとく蹴られて、このシーンに来ているわけである。私が「Pliggだけど、書いてもいい?」などと泉さんの許可をとってまでシステムソフトウェアの名称を公開するべき、何ほどの理由も私にはなかった。それどころか彼女は、私が企画書作成のプロセスの一部を記事にすることすら、好んでいなかったのだから。
# BigBangによる再々度の説明。


■ 蛇足1 小生の「ユーザーカルマ」に対する見解
売文博士が問題にしているのは、つまるところ、BigBangが、泉あいの報道メディア設立企画書にあった「ユーザーカルマ」という単語を強調することにより、泉あいがオウムと結びついているという印象を匂わせて、風評被害を与えた、ということである。 売文博士の言い分が正当なものであるか否かは、BigBangの発言が事実に基づいているか否かで判断することになる。

時系列ではこうなる。

  1. 泉あい、報道メディア設立企画書をBigBangに渡す。
  2. BigBang、「ユーザーカルマ」に疑問。
  3. 泉あい、「開発者がこだわっている」と回答。
  4. ことのは騒動、勃発。
  5. 泉あい、報道メディア設立の経緯を説明せず。
  6. BigBang、「カルマ」からオウム=松永を連想、報道メディア設立企画書を松永が書いたのではないかと予想。

オウムは「カルマ」を使用していたことは、衆知の事実である。また、Digg/Pliggにおいて「ユーザーカルマ」が使用されていることは、衆知の事実ではない。従って、泉あいが口をつぐんだ状況において、カルマ=オウムという先入観が入ったことは、致し方ないことであろう。


■ 蛇足2 小生の売文博士に対する評価
売文博士が問題にしているのは、一連のことのは問題の、ごく一端に過ぎない。また、松永・泉あい・佐々木・歌田といった、中心人物の問題には、ほとんど触れていない。
売文博士は、ごく一部にこだわって難解な長文を書き続けている。売文博士が行っていることは、議論ではなく、ディベートである。売文博士の長文は、読者の読む気を失わせるに十分であり、問題の全容解明に何ら寄与しない。
小生の評価は、以前の評価 http://alephblogger.blogspot.com/2006/06/blog-post_24.html 「論理的風の、難解な長文を書く。ささいな矛盾を突いて、議論の全体を否定する。読む価値なし。」から、変わっていない。
なお小生は、「印象操作」は、「故意を持って、その事実から自然に導き出される結論・印象をゆがめ、ある結論を印象づけようとする言論」、そのような手法に対して用いられる言葉であると考える。別の言い方をすれば、故意にバランスを欠いた表現、ということができよう。一部の事実ばかりを強調して伝えることも、印象操作的な行為である。ごく一部のみにこだわった批判を続ける売文博士の行動こそ、BigBangの印象を貶める、印象操作と言えるだろう。


■ 蛇足3 売文博士の議論の仕方について
■ j_m_w_t http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20060715/1152956401

 これに至っては暴論もいいところである。松永氏のインタビューにも滝本弁護士
へのインタビューにもエントリを挙げて問題点を指摘している。

■ BigBang こういう細かい細工が多すぎる http://d.hatena.ne.jp/BigBang/20060718/1153234449
このエントリーのどこかに、あなたが私の言う
「報道機関構想や政党懇談会に関して松永さんや泉さんが果たした役割の究明」
に関して触れた部分があるのだろうか?ないのだろうか?
あるならお示し願いたい。

■ j_m_w_t Look Back AGAIN http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20060719/1153278316
 これは単に検索のやり方をご存じないだけのようだ。見つけられないはずなどない。

■ BigBang はてなブックマーク > 売文日誌 - Look Back AGAIN http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20060719/1153278316
この言い方は、結局提示できないと考えていいのだろうか。なぜ該当記事の該当箇所を「自分で」示さないのだろうか。
論じていないものは見つかるわけがない。それを見つけろというのは悪魔の証明よりも始末が悪い。

■ j_m_w_t ブックマークコメントに対する反論 http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20060720/1153382481

参照箇所の明示が言及側がすべき。それは常識。探し出す責任はそっちに「だけ」ある。
# 「暴論もいいところ」「問題点を指摘した」と言っておいて、自分からは自発的に何も説明しない。
売文博士の「議論」とは、こういうものである。BigBangは、お疲れ様と言うしかない。


■ 蛇足4 売文博士の議論の仕方について 2
■ Ereni 博士と通りすがりの議論について http://d.hatena.ne.jp/Ereni/20060719#p3

はっきり書くけれども、私はBB氏は売文氏や通りすがり氏とやり取りすべきではないと考えている。彼らは何が問題であるのか全くわかっていないから、本質的議論には成り得ない。あのような議論(と言えればだが)に付き合っていては、場を荒らすことにしかならない。

# 売文博士のような、場を荒らすだけの変人がしゃしゃり出てくることは、誰でも議論に参加できることの弊害であろう。


■ 蛇足5 売文博士の議論の仕方について 3
■ j_m_w_t http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20060703#c1152787349

 Ereni氏が議論する仕方ですが、あれは「自分自身を人質に取る」ようなやり方です。論述する能力がなかったりするのならともかく、Ereni氏くらい書ければ主張をより抽出した議論が出来るでしょう。そういう意味で、別に傷を見せようと見せまいとこちらは知った事ではありません。というか、ぶっちゃけて言えばそういった仕方で「相手の批判」をやりにくくするのは議論する態度ではありません。そしてそれについて「人間味」あるコメントをするのもある意味で危険です。議論そのものがやりにくいなら真実の追究は出来ません。 つまり 人間味なるものを「失う」と見ているなら雨蛙氏は議論向きではないのでしょう。僕はそれを「見せない」事で議論をするからです
# 売文博士や「通りすがり」は、しばしば、議論の態度を問題にする。売文博士は人間味を見せないように議論をするという。それは、冷静に、かつ、論理的に、議論をする、ということであろう。
# しかし、売文博士が実際に行っているのは、揚げ足取り、屁理屈、論拠のない一方的な決めつめ、論理のすりかえ、罵倒といったものである。
# 売文博士のエントリーには、「まあよく言うよ」「まあ無理だろう」「スッゲ」「机上の空論」「軽く人の人生かかっているような事にそんな態度で挑む事こそ常識外れ」「暴論もいいところ」「酷い」「異様」「空疎」 このような表現が頻出する。
# 売文博士におかれましては、ディベート好きが集まる閉鎖空間にでも行って、思う存分議論していただきたい。

■ j_m_w_t http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20060724#c1154493504

 また
 ハードディスク故障云々ですが、厳密に言うなら「誰のパソコン」
かという事はまだ「推測」の段階です。ありていに言ってしまえば
単に「泉氏のパソコンが壊れた」だけの可能性もまだ消せはしない。
それも勿論嘘ではあるでしょうが、ニュアンスが随分違ってきます。
事実はまだ確定していない状態です。この点は注意が要るでしょう。

■ 鮫島 http://blog.livedoor.jp/soul_shadows/archives/50228774.html

しかし
もっと厳密に言うならば、その壊れた物体が果たして「パソコン」で
あったのか、という事を検証しなければならないはずだ。例えば、布
団乾燥機であった可能性もある。もしパソコンでないとすればデータ
ーが壊れた云々の話は重要ではなくなる。重要な点は問いかける根拠
の方になってくるであろう。

# 売文博士の手口を、わかりやすく表現したパロディ。明白なことも一つ一つ疑問にしていくことで、議論全体は長大になり、無意味になる。


■ 蛇足6 売文博士にとってのブログ・ジャーナリズム
■ j_m_w_t 2006/06/04 17:18 ブログ/ジャーナリズムについて http://d.hatena.ne.jp/j_m_w_t/20060604/1149409120

 これら至極当然の事からして、ネット上で何らかの問題解消を試みている
限り、そこに第三者の介入があったとしてもそれを責めるべき理由はまるで
ないと言う事になる。そもそもネット上ですべきじゃあないからだ。この事は
単純に「伝言ゲーム」という単語を知っていれば当然に推測出来る事である。
つまり第三者介入に文句付ける前に問題の拡散を座視した事の方を責める
べきであって、それは重要な問題に人を巻き込まないという当然の事である。
特に、介入してきた第三者が素人だと言うのであれば、そもそも素人程度に
介入「しうる」ようにしてしまった事こそ問題にすべきだ。優位にある方こそが
劣位にあるものを守れなければならない。巻き込むなどもっての他のはずだ。

# わかりやすく書くと、「ネット上では、真実もガセも等価なんだよ。ほーら、見てごらんよ、僕(売文博士)みたいな素人でも、議論に介入して混乱させることは簡単なんだよ。」ということ。


■ 改めて夏の宿題について
現在必要なことは、BigBangを問いただし批判することではなく、事実を解明することである。

夏の宿題は、以下の通りである。

  1. 松永英明が脱会したのかどうか
  2. 泉あいのジャーナリストとしてのけじめ
  3. umeの退社騒動の真偽と、訴訟の顛末

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